長嶺陽子の「うちなーじらぁ」日記

沖縄人(うちなーんちゅ)と結婚して沖縄移住したライターの、うちなー発見ブログ。タイトルの「うちなー」は「沖縄」、「じらぁ」は「顔」とか、「○○風」って意味もあります。つまり、私がだんだん「うちなーじらぁ(沖縄顔)」になっていく様子をレポート(?)する身辺雑記です。

音楽とかライブとか

2012年1月24日 岡村靖幸ライブ@Zepp福岡

……はっ、
と気づくとすっかり更新が滞っていました。
(って、毎回そんなんばっかで申し訳ないですが)

先週前半は帰省、仕事、そして、
個人的にどーしても行きたいところもあって、
極寒の佐賀~福岡に行っておりました。
雪の舞う九州はまるで冷蔵庫のようでした。

で、個人的に行っておきたかったところというのが
タイトルでもうばれてますが、
岡村靖幸ライブ!

やー、もう、結論からさっさと申しますが、
期待以上にすばらしいライブで、
たいへん、堪能しました。
あんまりにも堪能して、この1週間ずっと、
岡村ちゃんの曲が頭のなかでぐるんぐるんと回ってます。
あんまり回り続けて止まらないので、これはひとつ、
覚書程度にでもブログにしたためておかないと、
いつまでも他のことに手がつかないんじゃないか
と思った次第なんですよ。

というわけで、台湾旅行記を1回お休みしてのライブの感想を
思いつくままに書いておきます。

ところで、
岡村靖幸をみなさんご存知でしょうか。

いや、沖縄の友人に偶然岡村靖幸好きがいて、
2人で盛り上がって話していたら、
周囲の人がまったくなんのことやら理解してくれなかった、
ということがごく最近あったもので。
それも、周りが若い人ばかり、ってわけではなく、
30代後半、40代以上ばかりだというのに、
「いったいなんの話をしてるのか君たちは」
っていう感じだったんですよ。
「岡村ちゃん」と言えば、
80年代から90年代のロックスタア、カリスマ、
尾崎豊よりも才能豊かで、
吉川晃司よりカッコいい。
ミッチーだってガクトだって、岡村ちゃんにはかないやしないじゃないのー
ぐらいに私は思ってたんですが、
作品を知らない人にはあんまりそう思われてないんですね。
(作品知らなきゃそりゃそうか……)

まあ、実質的な活躍期間がそれほど長くないし、
ナルシストっぽくて好き嫌いが分かれるタイプだし、
引きこもりになってた時期もあるし、
なんといっても、覚せい剤で3回も逮捕されてしまった、
(その都度復帰、そして、また逮捕)という
ファンにとっては(おそらく自身にとっても)嘆かわしい履歴もあり、
話題に上りにくいというか、
一般的には評価しづらいミュージシャンなのかもしれません。

が、
しかし、
ともかく、

今の岡村ちゃんはすごい。

4~5年前、一時復帰して(3度目の逮捕の前ぐらいだったか)、
筑紫さんのニュース23に出て、
ピアノで弾き語りをしていたことがあって、
その時には、もう、太ってて老けてて、声がぜんぜん出てなくて、
「ああ、もう岡村ちゃん終わってるかも……」
と、正直、思ったんですが、
そんなこたあなかった。
今、ライブツアー回ってる岡村ちゃんは、
その時とは、まったく別人。

声がすばらしく出ている。
というか、若い時よりさらに深みと幅がある。
シャウトも、往年の時以上の迫力。
そして、ダンスが、すばらしくキレている。
さすがにもう足は高く上がらないけど、
ステップと、手、腕の表情だけで、
十分に目をくぎ付けにするダンスになっている。

かれこれ10年以上前だと思うけれど、
新宿厚生年金会館でエルビス・コステロのライブを観たことが
ありましたが、
私にとって今回の岡村靖幸ライブは、その時以上の感動というか、
「ああ、あの声で、あの人が、今この場でまさに歌い踊っている」
という、ただそれだけで至福を感じる、
伝説がいままさにここに……と感じるような、
希有な体験なのでございました。
(分かりにくいたとえですみません。)
そして、すごいのは、その記憶や伝説をさらに上書きする、
パワーと完成度の高いパフォーマンスだったこと。

ええと、
岡村ちゃんを知らない人のためにも、
88年とか91年当時のライブのyoutube映像貼っときます。

http://youtu.be/ZYYmhnNIvew


(この「聖書(バイブル)」って曲、原曲を最初の語りから歌詞見ながら聞くと、
確実に霧状の鼻血を噴射してしまいそうな名曲です。)

♪ほんっとの恋じゃないっけーがれてるっ ぼくのほうがいいじゃなっあーい!

http://youtu.be/19C75QYhC1g

(このメドレーの曲もかなりやりましたよ。)

こんなのがね、ほんとにね、
さらにカッコ良くなってんの!
岡村ちゃん、46歳なのに!

「カルアミルク」とか
「僕がロングシュート決めたらあの娘はどんな顔するだろう」とか
「だいすき」とか、
いろんな名曲をいっしょに大きな声で歌いながら、
なんかとにかくもう自分もがんばろうと思いました45歳。

Zepp福岡にはそんな昔の少年少女があふれて、
(けっこう若い人もいたけど)
みんな幸せな顔になってましたよ。

ツアーは2月の大阪、東京とあと4公演残っているので、
観にいけるという幸運な人はぜひとも行くといいと思います。
http://okamurayasuyuki.info/info/
(まだチケットあるみたいだし!!)

私も行けるものならもう一度行きたい。
岡村ちゃん、ほんとに沖縄に来てくれないかなあ……。
ああ……。
(今回、オチもシメもなんもありません。)


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この記事へのコメント
はじめまして、突然の書き込みすみません。

ながみねさんの岡村ちゃんの記事を読んでいてもたってもいられなくなり思わずのコメントです。

ワタシも沖縄に住んでまして、今回のツアー、大阪に参戦してきました。

ライブが終わって10日も過ぎるというのに、ずっとずっと頭の中で岡村ちゃんの曲が流れていてふわふわしているのです。

友人、職場の人に話しても、「誰??」って感じで共感してもらえず・・・(苦笑)
沖縄でだだ一人のファンなのか???と思っていました。

ぜひ、今度お店に寄らせてもらってもいいですか?
はい、お酒も大好きです!!

突然すみませんでした、あまりにもうれしかったもので。
Posted by ひぼこ at 2012年02月13日 08:59
ひぼこさん、コメントありがとうございます!
そうですかー、大阪ベイベでしたかー。
ほんとに今回のツアー、すばらしかったですよね。
ぜひ、お時間あったらお店にいらしてください。
私はだいたい毎日カウンターにいますので。
岡村ちゃんについて語りましょう!
Posted by ながみねようこ at 2012年02月14日 11:57
 
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ながみねようこ
ながみねようこ
2005年春に、突然、沖縄に「長男嫁」として移住。それまで東京で編集・ライター業を長年経験していた身で、「まさか沖縄に住むとは思わなかった!」と、「これが運命だった!」の、両方を日々感じつつ、マイペースで、ライター業と泡盛専門居酒屋「カラカラとちぶぐゎ~」の店員を勤めつつ、うちなーライフを邁進中。2005年秋には、「泡盛マイスター」の資格試験に挑戦して、取得しました。2006年2月には、インタヴューを担当した沖縄で初めての本「下地勇/心のうた」も刊行。また、2006年から2011年春までは琉球新報の生活マガジン「うない」の編集長も担当しました。現在フリーで編集・取材・原稿などのお仕事など引き受けております。
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