ラジオドラマ「観光立県オキナワ~美ら島 その未来~」
さて、このところ、日々の仕事とかお店(カラカラ)の仕事に終われてて、
写真日記以外に 文章書くのはちょっとご無沙汰してました。
そんなわけで、以前、放送前に書いていたFM沖縄のラジオドラマ
「観光立県オキナワ~美ら島 その未来~」について、
ずっと書こう書こうと思いつつ、放送からすでにだいぶ経ってしまいました。
今頃……になってしまいましたが、その感想を書きたいと思います。
と言っても、55分間にわたる密度の濃い番組だったので、
内容と感想を端的にあらわすのは、実はなかなか難しい……。
ともかく、ドラマとドキュメントと、そして音楽も一体になっていて
「聴けばわかる」、FM番組ならではの面白いものでした。
番組は、津波信一(←沖縄では基本的に知らない人はいない役者さん)
こと「信ちゃん」を主人公に、
街でも公園でも海岸でもゴミのポイ捨てが多い沖縄の実態を描写して、
実際ゴミ拾いボランティアをする目線から、
「本来ならリサイクルされたり、処理されるべきゴミたち自身だって、
人間に勝手に捨てられたことを嘆いているんだよー」
と「ゴミたちの言葉」などをわかりやすくドラマにしたもの。
そして、後半には、現実的に、
沖縄の街や道路や海のゴミをなくしていくには一体どうしたらいいのか、
ゴミ拾いを定着させるために、ボランティアではなく、
企業として観光産業と結びつけてゴミ拾いを「仕事」にすることはできないか、
という提案を、実際、ゴミ問題に取り組んでいる人たち、
民間企業や教育機関、そして、県庁まで、
信ちゃんが訪ねて行って訴えるというドキュメントを織り込んだ構成でした。
環境問題、ゴミ問題は、単にイメージだけのキャンペーンになったり、
問題の本質が伝わりづらいものになりがちだなんですが、
今回の番組は、実際にゴミを拾う目線から、
「美しい沖縄」のために何ができるのか、現実的に考えよう、
という意図が伝わってくるものだったと思います。
なかでも印象的だったのは、
ドラマのパートで藤木勇人さん演じる「おじぃ」が言った
「沖縄で自分にできること、自分にしかできないことがあるはずよ」
という言葉。
そして、「ゴミゼロ大作戦」として、
沖縄でゴミを拾うイベントを継続しているミュージシャンCoccoの
「あきらめたら何も出来ない。
沖縄を愛している人たちは沖縄をあきらめることなんてできないから。
いつか必ず届くはず。」
という言葉にも、とても重みがありました。
環境問題は真剣に考え始めると、
キリがないし、いろいろな矛盾にもつきあたることがあります。
というのは、そもそも、人間が生きていること、
経済活動をしていくことは、基本的に環境破壊につながっている、
という現実があるから。
だけど、自分たちが暮らす場所、自分たちが大切に思う場所のことを
あきらめないで、真剣に考えること、
ゴミのない「ちゅら島」を目指すこと、というのは、
地に足のついた現実的な問題解決の道すじのひとつなのではないかという気がします。
今回の番組で訴えられていたような内容が、
もっともっと、たくさんの人に共有されてほしいと思います。
「沖縄で自分にできること、自分にしかできないこと」を
私自身、もっともっと、考えていきたい……、そう思わせる番組でした。
写真日記以外に 文章書くのはちょっとご無沙汰してました。
そんなわけで、以前、放送前に書いていたFM沖縄のラジオドラマ
「観光立県オキナワ~美ら島 その未来~」について、
ずっと書こう書こうと思いつつ、放送からすでにだいぶ経ってしまいました。
今頃……になってしまいましたが、その感想を書きたいと思います。
と言っても、55分間にわたる密度の濃い番組だったので、
内容と感想を端的にあらわすのは、実はなかなか難しい……。
ともかく、ドラマとドキュメントと、そして音楽も一体になっていて
「聴けばわかる」、FM番組ならではの面白いものでした。
番組は、津波信一(←沖縄では基本的に知らない人はいない役者さん)
こと「信ちゃん」を主人公に、
街でも公園でも海岸でもゴミのポイ捨てが多い沖縄の実態を描写して、
実際ゴミ拾いボランティアをする目線から、
「本来ならリサイクルされたり、処理されるべきゴミたち自身だって、
人間に勝手に捨てられたことを嘆いているんだよー」
と「ゴミたちの言葉」などをわかりやすくドラマにしたもの。
そして、後半には、現実的に、
沖縄の街や道路や海のゴミをなくしていくには一体どうしたらいいのか、
ゴミ拾いを定着させるために、ボランティアではなく、
企業として観光産業と結びつけてゴミ拾いを「仕事」にすることはできないか、
という提案を、実際、ゴミ問題に取り組んでいる人たち、
民間企業や教育機関、そして、県庁まで、
信ちゃんが訪ねて行って訴えるというドキュメントを織り込んだ構成でした。
環境問題、ゴミ問題は、単にイメージだけのキャンペーンになったり、
問題の本質が伝わりづらいものになりがちだなんですが、
今回の番組は、実際にゴミを拾う目線から、
「美しい沖縄」のために何ができるのか、現実的に考えよう、
という意図が伝わってくるものだったと思います。
なかでも印象的だったのは、
ドラマのパートで藤木勇人さん演じる「おじぃ」が言った
「沖縄で自分にできること、自分にしかできないことがあるはずよ」
という言葉。
そして、「ゴミゼロ大作戦」として、
沖縄でゴミを拾うイベントを継続しているミュージシャンCoccoの
「あきらめたら何も出来ない。
沖縄を愛している人たちは沖縄をあきらめることなんてできないから。
いつか必ず届くはず。」
という言葉にも、とても重みがありました。
環境問題は真剣に考え始めると、
キリがないし、いろいろな矛盾にもつきあたることがあります。
というのは、そもそも、人間が生きていること、
経済活動をしていくことは、基本的に環境破壊につながっている、
という現実があるから。
だけど、自分たちが暮らす場所、自分たちが大切に思う場所のことを
あきらめないで、真剣に考えること、
ゴミのない「ちゅら島」を目指すこと、というのは、
地に足のついた現実的な問題解決の道すじのひとつなのではないかという気がします。
今回の番組で訴えられていたような内容が、
もっともっと、たくさんの人に共有されてほしいと思います。
「沖縄で自分にできること、自分にしかできないこと」を
私自身、もっともっと、考えていきたい……、そう思わせる番組でした。
この記事へのコメント
嫁でシマを出で奄美大島に住むウチナンチューです。家の前にある砂浜を散歩しながらでも簡単にごみ拾いはできるものです。どれだけの人が意識を持つかですよね。郷里でのごみ拾いができない分、こちらで恩返しのつもりで♪(^○^)
Posted by at 2005年12月09日 16:58
コメントありがとうございます!
そう、身近なところから……ですよね。
私も、まずは近所の公園や道路のごみから拾ってます。
奄美で郷里を思ってごみ拾い、というのは、
とても素晴らしいことですね。
ほんとに、足元から、ちょっとずつですが、
私もごみ拾いを続けようと思っています。
そう、身近なところから……ですよね。
私も、まずは近所の公園や道路のごみから拾ってます。
奄美で郷里を思ってごみ拾い、というのは、
とても素晴らしいことですね。
ほんとに、足元から、ちょっとずつですが、
私もごみ拾いを続けようと思っています。
Posted by よーこー at 2005年12月12日 20:04